不動産売却・購入

不動産を現金化する方法とかかる期間は?売却しても住み続ける仕組みもご紹介

不動産を現金化する方法とかかる期間は?売却しても住み続ける仕組みもご紹介

 

不動産を現金化したいとき、どれくらいの期間がかかるか知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、不動産を現金化する方法とかかる期間についてご紹介します。
時間がかからない売却方法や手放した後も住み続ける売り方もお伝えしますので、不動産の現金化を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

不動産を現金化する方法と向いている方をご紹介

不動産を現金化する方法と向いている方をご紹介

住宅ローンの返済が厳しいときやまとまったお金が手元にほしいときなどは、不動産の現金化が役立ちます。
所有する土地や建物を手放すときのポイントは、買い手の見つけ方です。
現金化できるまでの期間など、ご自身に適した売却方法を選びましょう。

土地や建物の現金化は売却が一般的

時間に余裕があるときは、不動産会社に仲介を依頼して買い手を見つける「売却」が一般的です。
取引価格が高額になる反面、契約が成立するまでに半年から1年くらいかかります。
購入希望者に対する複数回の内覧会の開催、仲介手数料の支払いなど、手間と費用も負担しなければなりません。
物件を大切にしてくれそうな方に買ってほしい場合や、資金にゆとりがあって住み替え先の確保ができる方に向く売り方です。

現金化するまでの期間を設定したい方は買取保証

売却する日を明確に設定したい方には、買取保証契約を締結する方法も向いています。
買取保証とは、通常の仲介を依頼する際、売り出してから一定期間を経過しても売却できないときは、不動産会社が買い取る契約です。
当初の販売期間に成約できると高額での取引になる点がメリットであり、いつまでたっても売れないと悩むこともありません。
とはいえ、販売期間を半年くらい設定するのが通常の売り方です。
半年も待てない方には不向きですが、少しでも高額で売りたい方には、向いています。

短期間で現金化したい方には買取!住み続けたい方に向く方法は?

1か月くらいで引渡しを済ませたい場合は、買取業務を手掛ける不動産会社に依頼します。
買い手を見つける手間が省ける点がメリットです。
住宅ローンの返済が厳しい方にも向いています。
また、売却した後も住み続けたい方には、リースバックやリバースモーゲージが向いている方法です。
リースバックとは、売却した自宅に、家賃を支払って住み続ける契約になっており、取り扱う不動産会社やファイナンス会社に相談します。
リバースモーゲージは、家や土地を担保に、金融機関などから融資を受ける資金調達方法です。
リースバックもリバースモーゲージも、短期間で現金化したい方に向いているうえ、引っ越しの手間や費用を節約できます。

不動産の現金化にかかる期間は?短期間でできる方法は?

不動産の現金化にかかる期間は?短期間でできる方法は?

不動産を現金化する方法のなかで、短期間で完了するのが買取です。
買取のメリットや利用するときの注意点、流れを把握しておくと、現金を受け取るまでの時間をさらに短縮できます。

買取とは?利用するメリットは?

買取業務を手掛ける不動産会社が買い手となる売買契約です。
転勤や転職など、今の住まいから勤務先の近くに引っ越したいときや、相続や離婚などで財産を分配する方に向いています。
買取を利用すると、1か月くらいかかるケースもありますが、スピード買取では1週間で現金化も可能です。
買い手を見つけるための販売活動や内覧会が不要になるなど、負担を軽減できます。
同時に、周囲に自宅を売りに出していることがわからない点もメリットです。
また、不動産会社が買い手になることから、仲介手数料はかかりませんし、契約不適合責任への対応も不要になります。
契約不適合責任とは、売却した物件に売主が責任を負う制度です。
売却する前に物件の損傷や劣化を売主から買い手に伝える告知義務とその他のトラブルが見つかった場合の賠償責任を果たさなければなりません。
個人が購入するときの売買契約のみが対象になり、法人は対象外となるため、物件に何らかのトラブルがあったときでも責任を負わずに済みます。

買取を利用する前に知っておきたい注意点

買取では、ほとんどの物件が成約できますが、築年数が40年以上経過した物件や再建築不可物件では、契約しないケースもあります。
不動産会社が購入しても、リフォームして再販売できないからです。
また、買取価格が、周辺地域の売買価格の相場よりも2~3割安くなります。
名義変更やリフォーム代金にくわえ、売れるまでの間管理費用がかかるからです。

買取の流れは?

電話やメールで申し込むと、訪問査定のスケジュール調整をおこないます。
実際に物件を確認して査定価格を提示するので、価格や条件を交渉できるように、事前に周辺の成約価格や希望する条件を確認しておきましょう。
ポイントは、売買価格と引渡し日、物件内の残置物の処分です。
買取では、大型家具や家電製品などを残したままでも取引に応じる会社もあることから、何を残しても良いか、価格への影響などを確認します。
条件に合意したら、売買契約書に署名して契約完了です。

現金化した不動産に住み続ける方法は2種類!違いもご紹介

現金化した不動産に住み続ける方法は2種類!違いもご紹介

今の住まいを現金化したあとも、住み続けるリースバックとリバースモーゲージは、引っ越しも不要になるなどメリットの多い方法です。
売却と比較して馴染みのない手法のため、違いや注意点を知っておきましょう。

リースバックとは?買戻しはできる?

リースバックは、売買契約と賃貸借契約がセットになった取引です。
査定金額に合意できると契約を締結できるため、数日から1か月くらいで現金化できます。
また、契約によっては、買戻しができる点もリースバックの魅力です。
賃貸借契約を締結する際、再売買の予約契約をセットにすると、買戻しの予約をしたことになります。
リースバックでは、売却価格は相場よりも1~3割安くなり、買戻すときは手放したときの1~3割増しです。
売却価格に応じた家賃設定になるため、売却価格が高額になると、家賃も高くなります。

リバースモーゲージとは?リースバックとの違いは?

リバースモーゲージとは、不動産を担保に融資をうける方法であり、物件を手放さない契約です。
融資を受けたあとも、そのまま住み続けることができる点はリースバックと変わりませんが、審査に数週間くらいかかります。
リースバックとの違いは、家賃は金利相当額を支払い、元金は返済しない点です。
融資を受けた名義人が亡くなったときに、物件を売却して元金を返済する仕組みになっており、シニア層向けのサービスになっています。
そのため、売却しても元金を返済できなかったときは、相続人が負担しなければなりません。
融資で受け取れる金額は、周辺の取引価格の6~7割になります。
注意点は、すでに担保として融資を受けている物件では、利用できない点です。
申込人が他から融資を受けている場合など、返済能力によっては申し込んでも取引できないこともあります。

住宅ローンの返済中でも利用できる?

住宅ローンを完済するまでは、不動産には抵当権が設定してあるため、金融機関の承認がなければ売却できません。
したがって、リースバックは利用できませんが、リバースモーゲージは担保としての価値がある場合は契約できます。
売却によって一括返済できるときは、金融機関が承認するため、あきらめずに相談してみましょう。

まとめ

不動産を現金化する場合、売却は半年以上かかりますが、買取を利用すると、1週間で現金を受け取れます。
現金を受け取った後も住み続ける方法には、リースバックとリバースモーゲージがあり、契約が成立するまでの期間は1か月が目安です。
住宅ローンの返済中は売却できないため、金融機関に相談してから申し込みましょう。
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