リースバックで起きやすいトラブル事例や対策法をあわせて解説

近年、マイホームを売却したあとに賃貸借契約を結ぶことで住み続けることが可能なリースバックが注目されています。
このサービスに魅力を感じつつも、安全なのだろうかと不安に思っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、リースバックの注意点やトラブル事例、回避するための対策について解説していきます。

リースバックを利用する際の注意点

マイホームを売って資金を手に入れることができ、さらに賃貸物件として同じ家に住み続けることができるリースバックはとても魅力的なサービスですが、注意点もあります。
リースバックを利用して家を売却した場合、相場の60～70%ほどに買取価格が下がることが一般的です。
また、契約時点で買戻価格が決められるため、経年劣化によって本当は安い価格で購入できる場合でも買い戻す際の価格が下がることはありません。
場合によっては、買戻価格が売却価格よりも上がる可能性がある点にご注意ください。
もうひとつの注意点として、リースバックを利用して家を借りた場合、賃貸借期間が決められていることが多く、契約期間を過ぎると更新できず長期間住むことができない場合がある点が挙げられます。

リースバックでよく起きるトラブル事例

リースバックでは以下のようなトラブルが起きやすいです。
1つ目は、契約時は家賃の値上げはないとされていたものが、住んでいる間に家賃が上がってしまったという事例です。
結局、家賃を払い続けることは難しいと判断して、退去を選択せざるを得なかったという方もいます。
2つ目のトラブル事例は、買い戻しができることを期待していたものの、きちんと契約を交わしていなかったために、買い戻しができない事例です。
知らない間に勝手に売却されていたというトラブルもあるため、契約時に確認することが大切です。
他にも、安すぎる価格で買い取られたり、契約更新をさせてもらえなかったりというトラブルが多くあります。

リースバックでのトラブルを回避するための対策

長く住み続けたいと思ったら契約期間終了時に更新できるよう、まずは、普通借家契約になっているかどうか契約書を確認しましょう。
また、相場価格よりも安い買取価格になるとは言っても、あまりにも安すぎる場合は交渉する必要があります。
そのためにも、自宅がいくらぐらいなのか適正価格を把握しておいてください。
自宅を売却した後も家賃を支払い続けるというのが、リースバックの仕組みです。
綿密な資金計画を立て、長期間家賃を払っていけるかどうかチェックすることも忘れないようにしましょう。

まとめ

リースバックは魅力的なサービスですが、契約期間や買い戻しに関することなど、トラブルが起きることも少なくありません。
起きやすいトラブル事例についてよく調べておき、契約時に確認を怠らないようにすることが大切です。
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