孤独死が起きたマンションの資産価値は？売却時の注意点も解説！

孤独死が発生したマンションの売却は可能なのか、不安に感じているオーナーは多いのではないでしょうか。
一般的に孤独死が発生したマンションの資産価値は下がる傾向にあり、ケースによっては買主に対しての告知義務が課される点に注意が必要です。
今回は、孤独死があったマンションの資産価値低下を防ぐ方法や売却時の注意点を解説します。

孤独死があったマンションの資産価値はどうなる？

一口に孤独死といっても、マンションの資産価値が下がるのかどうかは遺体が発見されるまでにかかった時間によって異なります。
たとえば遺体の発見が早い場合は事故物件とは見なされにくく、物件の状態によっては相場で売却できる可能性も十分あります。
一方、遺体の発見が遅れて室内に体液やにおいなどが染み付いてしまった場合は事故物件として扱われるので、相場よりも20～30％ほど価格を下げなければ買主は見つかりにくいでしょう。
ただし、人気のエリアに立地しているマンションの場合は孤独死があったとしても比較的需要が高く、資産価値の下落率を最小限に抑えられることもあります。

孤独死があったマンションの資産価値低下を防ぐ方法

孤独死が起きたマンションの資産価値の低下を防ぐには、まず特殊清掃を依頼して遺体の腐敗臭や体液などをきれいにする必要があります。
しかし、特殊清掃で数十万円ほどの費用がかかってしまうことは覚悟しなければなりません。
ただし前もって孤独死保険に加入しておけば特殊清掃費用や遺品整理費用などを補償してもらえるので、いざというときに備えて検討しておきたいものです。
また孤独死が発生した直後ではなく、少し期間を空けて事件の記憶が薄れてから売りに出すのもひとつの方法です。

孤独死があったマンションを売却するときの注意点

孤独死が起きたマンションであっても通常の不動産同様に売却ができますが、遺体の発見が遅れて室内が損傷している場合は売却前に特殊清掃をおこなわなければなりません。
また故人の遺品整理をおこない、遺族に引き渡す必要もあります。
一方、ケースによっては事故物件と見なされることがあり、その場合は買主に対して孤独死があった事実を告知する義務を課されます。
もしも孤独死があったことを隠して売却し、のちに事実が発覚した際は買主から損害賠償や契約解除などを請求される恐れがあるため注意が必要です。

まとめ

孤独死が発生したマンションを売却する場合、状況によっては20～30％ほど価格を下げなければなりません。
また、売却時には特殊清掃をして室内をきれいにするとともに、買主に対して孤独死が起きた事実を告げなければならない点に注意しましょう。
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