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日当たりが悪い家をスムーズに売却するためには?

日当たりが悪い家をスムーズに売却するためには?

この記事のハイライト
●日当たりが悪い家の売却価格は通常の物件より20%ほど低くなるケースが多い
●日当たりが悪い家のメリットは夏場に涼しく過ごせたり、家具が日焼けしなかったりすること
●日当たりが悪い家を売却するためのコツは室内が明るく見えるようインテリアを工夫したり、掃除を念入りにおこなったりすること

日当たりが悪い家は売却しにくいのではないかという不安を抱えている方はいらっしゃいませんか。
たしかに日当たりの悪い家は売却価格が低くなってしまうケースがありますが、コツさえ押さえればスピーディーに高値で売却できる可能性もあります。
そこで今回は、日当たりの悪い家の売却価格への影響やメリット、売却のコツについてご紹介します。
調布市を中心とした東京都近郊で日当たりの悪い家の売却をご検討中の方は、ぜひ今後のご参考にしてみてください。

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日当たりが悪い家は売却価格へどのように影響する?

日当たりが悪い家は売却価格へどのように影響する?

まずは、日当たりが悪い家の売却価格への影響についてご紹介します。

日当たりが悪い家の売却価格は?

日当たりが悪い家の売却価格は、通常の物件に比べると20%ほど低くなってしまうケースが多いです。
不動産会社がおこなう査定でよく利用される「価格査定マニュアル」にも日当たり(日照・採光)に関する項目があります。
価格査定マニュアルとは、不動産流通推進センターが作成する不動産の資産価値を算出するためのソフトです。
この価格査定マニュアルによると家の日当たりが悪い場合、日照・採光の項目が-15%から+5%の範囲で査定額に影響を与えるといわれています。
このように日当たりが悪い家は一般的に売れにくいと考えられるため、査定額もそれを考慮して算出します。
具体的な数値で考えてみると、通常なら2,000万円で売却できる物件でも日当たりが悪い場合は1,600万円まで売却価格が下がってしまう可能性があるということです。

日当たりが悪い家の売却価格が低くなりやすい原因

日当たりが悪い家の売却価格が低くなりやすい原因は、買主からの需要が少ないことです。
日当たりが悪い家は具体的に次のようなデメリットが考えられ、買主から敬遠されやすいといえます。

  • カビが発生しやすい
  • 白蟻の被害を受けやすい
  • 洗濯物が乾きにくい
  • 健康被害を受ける可能性がある

日当たりが悪い家の場合、物件の状況によっては売却活動がスムーズに進みにくい可能性があるため、注意しましょう。

家の方角による売却価格の変化

日当たりは家の方角によって変化し、売却価格に影響します。
売れやすいのは1日中日当たりが良い「南向き」の家で「東向き」「西向き」「北向き」の順に売れにくくなっていきます。
売却価格の相場は、家が向いている方角によって3%から20%の差が生じるといわれていることも覚えておきましょう。
先述したように北向きの家は相場から20%ほど低くなり、南向きの家で0%、東向きの家で3%から7%、西向きの家で5%から9%ほど低くなると考えられます。
日照・採光の項目で見ると売れやすさと同様に南、東、西、北の順に査定額は低くなります。
しかし、査定の項目は日当たりだけではないため、ほかの条件が良ければ高値で売却できる可能性もあるでしょう。

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日当たりが悪い家を売却するならメリットも把握しておこう!

日当たりが悪い家を売却するならメリットも把握しておこう!

ここまで日当たりが悪い家の売却価格やデメリットについてご紹介しましたが、日当たりが悪い家にもメリットはあります。
売却をスムーズに進めるためにも日当たりが悪い家のメリットについて把握しておきましょう。
メリット①夏場でも部屋が涼しい
日当たりが良い家は熱がこもりやすく、室温が上がりやすいため、夏場は空調管理が大変なデメリットがあります。
しかし、日当たりが悪い家は日差しが入りにくいため、熱がこもりにくく、夏場でも涼しく過ごせるでしょう。
エアコンを消して日中外出しても室温が上がりにくく、空調管理がしやすいため、扇風機やエアコンなどの電気代も抑えることが可能です。
また、室温が高くなりやすい日当たりが良い家は熱中症などの健康被害も懸念されますが、日当たりが悪い家ならこのようなリスクが低いといえます。
近年では温暖化の影響もあり、夏場の暑さが厳しいため、涼しく過ごしやすいのは大きなメリットです。
メリット②家具が日焼けしにくい
日当たりが良い家は日差しの影響を受けやすく、家具や本などが日焼けしてしまいがちです。
しかし、日当たりが悪い家は日差しの影響を受けにくいため、家具や本などが日焼けから守れ、きれいな状態を保ちやすいメリットがあります。
家具の買い替えには手間や費用がかかるため、頻度が少なくてすむのも嬉しいポイントです。
メリット③日中でも睡眠を取りやすい
日当たりが良い家は日差しが強いため、日中は明るすぎて睡眠が取りづらい側面もあります。
夜勤がある方や子どものお昼寝がある方などは、日中の日差しがストレスになる場合もあるため、適度に明るく必要な場合に日差しを遮断しやすい環境にメリットを感じるかもしれません。

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日当たりが悪い家を売却するコツとは?

日当たりが悪い家を売却するコツとは?

最後に、日当たりが悪い家を売却するためのコツについてご紹介します。
売却のコツ①売却活動で使用する写真は明るめに撮る
購入希望者への第一印象をアップし、内見につなげるためにも物件の写真は明るく撮ることが売却のコツの1つです。
日中に撮影したり、加工アプリを活用したりしてなるべく明るく印象の良い写真が撮れるように工夫しましょう。
売却のコツ②明るく見えるインテリアを活用する
間接照明や鏡を設置して室内の明るさを演出するのもおすすめです。
間接照明は背の高いものを選び、玄関から見える位置に設置すると日当たりの悪さに目が向きにくくなるでしょう。
鏡はリビングに設置すれば窓からの自然光を取り込みやすくなります。
また、温かく明るい印象を与えるために室内でも目につきやすいカーテンに暖色系を選ぶのも効果的です。
売却のコツ③掃除を念入りにおこなう
日当たりが悪い家は日当たりが良い家に比べて暗い印象を与えやすいため、掃除を念入りにおこなうことも大切です。
とくに家の顔でもある玄関は、掃除が行き届いているか細かい部分まできちんとチェックしておきましょう。
また、洗面所やトイレ、バスルームなどの水回りも購入希望者への印象を左右する重要な場所です。
厳しくチェックする方も少なくないため、必要であればプロにクリーニングを依頼するなどして対応しましょう。
売却のコツ④ターゲットを絞る
日当たりが悪い家ならではの恩恵を受けやすい方にターゲットを絞ることも売却のコツとして挙げられます。
先述したように日差しの影響を受けにくいことが日当たりが悪い家のメリットのため、日中に落ち着いて過ごしたい夜勤の方や在宅勤務の方などであれば過ごしやすい環境だといえます。
ほかにも先述したメリットに対して興味を持ちそうな購入希望者とコミュニケーションをとってみると良いかもしれません。
また、ターゲットを絞って探すためには情報力のある不動産会社の協力も必要ですが、実績の高い弊社ならサポートが可能です。

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まとめ

今回は、日当たりの悪い家の売却価格への影響やメリット、売却のコツについてご紹介しました。
日当たりが悪い家でもメリットをアピールポイントにするほか室内を工夫して明るく演出することによって高値での売却につながる可能性があります。
弊社は調布市を中心とした東京都近郊で不動産売却をサポートしております。
日当たりの悪い物件もスムーズに売却できるよう誠実に対応いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。