賃貸管理

賃貸管理者必見!賃貸物件における網戸の交換費用と負担者をご紹介

賃貸管理者必見!賃貸物件における網戸の交換費用と負担者をご紹介

賃貸管理はさまざまなことに注意を向けながら進めなければなりません。
そのなかでも賃貸物件の設備交換はとくに注意が必要です。
ここでは、賃貸管理において網戸の交換費用は誰が負担するのか、自分で交換する方法はあるのかについてご紹介します。
賃貸管理をおこなっている方は、ぜひご確認ください。

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賃貸管理に必須!網戸交換の費用負担者

賃貸管理に必須!網戸交換の費用負担者

賃貸管理において費用の負担者は明確にしておかなければなりません。
ここで、多くの賃貸物件に付けられている網戸が壊れた場合、オーナー・大家と入居者どちらの負担となるのでしょうか。
実は、場合によってオーナー・大家も入居者も負担者となり得るため、それぞれどのような状況で負担者となるのかを確認していきましょう。

オーナー・大家が費用を負担する場合

網戸は消耗品であり、通常の使用であっても摩耗していきます。
このように自然的な摩耗である場合はオーナー・大家の負担となることが一般的です。
また、退去時に網戸の故障があり、次の入居者のために交換する際もオーナー・大家の負担となります。
これらは「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に記載されているものです。
賃貸管理において本ガイドラインはとても重要なものになるため、必ず確認しておきましょう。

入居者が費用を負担する場合

上記のように網戸の交換費用は基本的にオーナー・大家負担になります。
しかし、網戸を交換しなければならない理由が入居者の故意・過失である場合は入居者の負担となることが一般的です。
たとえば、転倒で網戸が曲がった場合、タバコの火で網が燃えた場合などは入居者の故意・過失となります。

そのため、賃貸管理者側は退去点検時に網戸の故障の原因を明確に把握しなければなりません。

どちらの負担かわからない場合

網戸の交換費用は自然摩耗であればオーナー・大家、故意・過失であれば入居者の負担となるのでしたが、網戸の故障が故意・過失かわからない場合があります。
そのような際は入居者と話し合って負担者を決めるのですが、それでも話し合いが終わらないこともあるものです。
そして、話し合いによって決まらない場合やトラブルにつながってしまった場合は弁護士など専門家への相談が必要になります。
弁護士を間に挟むことで話し合いがスムーズになることもあるため、信頼できる弁護士を事前に決めておきましょう。

賃貸管理の基礎知識!網戸の交換費用

賃貸管理の基礎知識!網戸の交換費用

賃貸管理は収支をしっかりと把握することが重要です。
そのため、網戸の交換費用がどのぐらいであるのかを知っておかなければなりません。
ここでは網戸にくわえ、交換が必要になりやすい障子、ふすま、ガラス戸(掃き出し窓)の費用相場もご紹介していますので、ぜひご確認ください。

網戸の交換費用

業者に網戸の交換を頼むと、1枚あたり3千円~5千円が費用相場になっています。
ただし、一口に網戸といってもさまざまな大きさやメッシュサイズがあるため、具体的な値段は各業者へ問い合わせをおこないましょう。
網戸の値段は以下の3点で変動することが多いため、どのような網戸を取り付けるのかは交換前に考えなければなりません。

●メッシュの細かさ:18メッシュ、20メッシュ、24メッシュなど
●メッシュの色:ブラック、グレーなど
●メッシュの素材:ポリプロピレン、ポリエステル、グラスファイバー、ステンレスなど

とくにメッシュの細かさと素材は機能面に大きく影響します。
外からの侵入を防ぎたい方はメッシュ数を大きく、強度を高めたい方はポリエステルを選ぶなどが必要です。

障子の交換費用

障子は1枚当たり2千円~5千円ほどが費用相場です。
ただし、障子も外枠や障子紙のグレードによって値段が変動するためご注意ください。
また、業者によっては古い障子の引き取り費用や出張費がかかることも注意点です。

ふすま

ふすまの交換費用は一か所あたり3千円~1万円ほどが相場となっています。
また、ふすまは基本的に2枚1セットとなっていますが交換が1枚のみの場合は費用を安く抑えることが可能です。
また、ふすまに関してもグレードによって値段が大きく異なるため、賃貸管理の物件に必要なグレードを把握してから交換依頼を進めていきましょう。

ガラス戸(掃き出し窓)

ガラス戸(掃き出し窓)はベランダに出る場所に取り付けられている扉を指します。
こちらを交換する場合、22万円~28万円ほどが相場となっています。
また、ガラス戸(掃き出し窓)もグレードがあり、近年では断熱性が高いLow-E複層ガラスなどが人気です。
しかし、性能が良いものは値段が高くなる傾向があるため、どのような方針で賃貸管理をおこなっているのかを再確認しておきましょう。

賃貸管理をより効率的に!網戸を自分で交換する方法

賃貸管理をより効率的に!網戸を自分で交換する方法

賃貸管理を効率的にするには支出を抑える必要があります。
そこで、自分で交換する方法を選ぶと支出を抑えることが可能です。
もし、時間に余裕があるのであれば、準備する道具、手順、注意点を確認し、自分での交換方法を試してみましょう。

準備する道具

網戸交換に必要なものと費用相場は以下のとおりです。

●網戸用ネット:300円~500円(0.91×2mの場合)
●網押さえ用ゴム:150円~300円
●網押さえ用ローラー:150円~300円
●クリップ:100円~200円
●網戸用カッター:300円~600円
●マイナスドライバー:100円~200円

これらの購入方法はホームセンターもしくはインターネットになります。
自分にあった方法でこれらを購入し、網戸交換の準備をしていきましょう。

網戸を自分で交換する方法

網戸を交換するには主に5つの場面に分けられます。
1つずつ確実に進めていき、スムーズに交換ができるようにしていきましょう。

手順①古い網戸ネットを取り外す
まず、網戸をサッシから取り外し、ネットを押さえている側面を上側にして置きましょう。
ネットを押さえている側は外側にゴム部がついているほうといった判別方法があります。
そして、ゴムの切れ目を探し出し、ゴムを完全に取り外します。
ゴムを取り外したあとは古い網戸ネットを引っ張って取り外していきましょう。

手順②枠を掃除する
溝にゴミが溜まっていると新しい網戸がうまく取り付けられないことがあるため、溝にゴミが溜まっている場合はそれらを取り除きましょう。

手順③新しい網戸ネットを取り付ける準備をする
置いている網戸の上に新しい網戸ネットを平行に置きます。
そして、ずれてしまわないように4辺をクリップで固定しましょう。
また、網戸ネットは枠よりも少し大きいぐらいであると取り付けが簡単になります。

手順④新しい網戸ネットに張り替える
網押さえ用ゴムで網戸ネットを押さえながら溝の部分にネットを入れ込んでいきます。
この際、網戸ネットの端っこを入れ込むのではなく途中の部分を入れ込んでいきましょう。
これを4辺すべておこなうと新しい網戸ネットの設置は完了です。

手順⑤余分な部分を切り落とす
入れ込む際に余らせた余分な部分があるかと思います。
次に網戸用カッターで余分な部分を切り落とすとネット交換が完了です。
ここで、ネットがたわんでしまっていないか確認しておきましょう。
もし、たわんでしまっている場合は入れ込みを深くし、余分な部分を再度切り落とす作業が必要です。
最後に網戸を元の位置に戻すと網戸交換が完了します。
初期費用や慣れるまで手間がかかってしまいますが、続けていると支出の少ない賃貸管理がおこなえるようになります。
手間と費用のバランスを考えて自分でおこなうか依頼をおこなうか決定していきましょう。

まとめ

今回は賃貸管理で直面しやすい問題である網戸の交換についてご紹介しました。
網戸の費用負担者は場合によって異なるため、その都度しっかりとした判断が必要です。
もし、管理者側でおこなう必要がある場合はご自身で交換方法に挑戦してみましょう。

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