賃貸管理

賃貸管理が必要となる「ふすま」!交換や修繕費用は誰が負担する?

賃貸管理が必要となる「ふすま」!交換や修繕費用は誰が負担する?

賃貸物件のなかには、ふすまや障子などがありますが、破れたり破損した場合は借主と貸主である大家さんのどちらが費用を負担するのか気になるところです。
また、ふすまの修繕は業者に依頼するべきか、自分でおこなう方法があるのか、費用の面からも事前に知っておくことをおすすめします。
そこで、賃貸管理や賃貸経営をされている方に向けて、賃貸物件のふすまの負担は誰がおこなうのか、またふすまの修繕費用の相場や張り替え方法をご紹介していきます。

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賃貸管理が必要となる「ふすま」①交換や費用負担をするのは誰?

賃貸管理が必要となる「ふすま」①交換や費用負担をするのは誰?

賃貸物件のなかには、ふすまや障子などが破れたり劣化したりすることもあるでしょう。
賃貸管理では、ふすまや障子などの管理も必要ですが、その際は誰がふすまなどの費用を負担をするのでしょうか。
結論からいえば、ふすまの交換など費用を負担するのは、入居者が負担したり大家さんが負担したり、それぞれのケースによって異なります。

入居者が費用を負担するケース

ふすまは、クロスなどとは異なり年数が経過するほど資産価値が下がる「耐用年数」は考慮されていません。
ふすまや障子は一般的には消耗品として扱われるため、破損したり汚れたりすれば入居者が費用を負担する必要があります。
このような入居者に負担してもらうというケースに備えて、交換時の指定業者を賃貸借契約書に記載しておくと良いでしょう。
またそのときの費用は、直接指定業者に支払うのか、もしくは大家さんや管理会社へ支払うのかも明記しておくことをおすすめします。

オーナー・大家さんが費用を負担するケース

一方で、貸主であるオーナーや大家さんが費用を負担するケースは、借主の退去時や入居時です。
退去時や入居時にふすまの修理・修繕が必要となった場合は、大家さん側が負担するケースが多いと言えます。
そのほかにも、明らかな経年劣化による破損の場合は負担となる場合もあるでしょう。
また、契約書に修繕の負担について貸主側にあるといった内容の記載があれば、大家さんが負担することになります。

賃貸管理が必要となる「ふすま」②業者へ依頼する際の費用相場

賃貸管理が必要となる「ふすま」②業者へ依頼する際の費用相場

賃貸管理の一つでもあるふすまは、劣化や破損などによって交換が必要となってきます。
その際に、専門の業者に依頼するときにかかる費用相場を見ていきましょう。

ふすまの修繕を業者に依頼した際の費用相場

ふすまを専門の業者に依頼して修繕してもらう際の費用の相場は、およそ3,000~8,000円/枚程度です。
片面だけの場合は、費用を抑えることができますが、状態によってはふすま本体ごと交換となる場合があります。
その際は、およそ1~3万円程度の費用がかかるため注意が必要です。
また、ふすま本体の材質や紙質などによっても金額に差が出る場合があります。

ふすまの修繕を依頼する際は見積もりを取る

ふすまの修繕を専門業者に依頼する際は、必ず複数の業者に同じ内容で見積もりを出してもらいましょう。
なぜなら、見積もりによって負担する費用が大きく異なるためです。
各業者から見積もりを提示されたら、追加で費用を請求されることがないかなどをしっかり確認しておくことをおすすめします。

サービスの流れ

専門の業者にふすまの修繕を依頼した際の流れは以下のとおりです。

1.ヒアリング
賃貸管理が必要なふすまの修繕を依頼した際は、ふすまのサイズやふすま紙の種類を決めるためのヒアリングがあります。

2.見積もり提示
ヒアリングで依頼したサイズやふすま紙の種類によって見積もり金額が提示されます。

3.修繕
修繕の必要があるふすまを持ち帰り、張り替えなどをおこなって修繕をしてもらいます。
張り替えにかかる時間は早くても2~3日程度、長くて1週間程度はかかるでしょう。

4.納品
修繕が終われば、自宅で建付け納品してもらい完了です。
ただし、業者によってはその場でふすまの張り替えをおこなってくれる業者もあります。
急いでいる場合などは、ヒアリングや見積もりの段階で業者に相談してみることをおすすめします。

賃貸管理が必要となる「ふすま」③自分で張り替える方法

賃貸管理が必要となる「ふすま」③自分で張り替える方法

上記では専門の業者に依頼するケースをご紹介してきましたが、賃貸管理のために自分でふすまを張り替える方法やふすまの種類、費用をご紹介します。

自分でふすまを張り替える方法

自分でふすまを張り替えるためには、下記のように事前に道具を準備しておきましょう。

●ふすま紙
●カッター・定規・バール・金槌
●下張り用の紙(下張りが必要な場合)
●ドライバー(引手がのりで付けられている場合)
●のり・ハケ(のりで張り替えをおこなう場合)

ふすま紙を張り替える方法は、のり・アイロン・シールなどさまざまな方法ですることができます。
ここでは、もっとも綺麗に仕上がる「のり」を使用した方法を解説していきます。

①ふすまの木枠を外す
まずは、上下左右にある枠を外していきます。
釘はバールを使って抜き、金槌で枠の上部を叩くなどして外していきましょう。

②引き手を外す
引手は釘やのりで付けられているので、バールなどを使って外します。

③下張りをする
本ふすまの場合は必ず必要となる作業です。
下張り用の紙をふすま紙の下に張ることで、ふすまが丈夫になったり波打ちしたりするのを防いでくれます。

④新しいふすま紙や壁紙を切る
ふすまの大きさに合わせてずれないように切りますが、ふすま紙をふすまよりも1~2cmほど大きめに切ります。

⑤ふすま紙を貼り付ける
ふすま紙全体にのりを塗り、上辺の中央から少しずつふすまに貼り付けていきます。
この時、ふすま紙に空気が入らないようにハケを使ってムラができるのを防ぎます。

⑥ふすまを乾燥させる
ふすま紙を張り終えた直後は多少のシワが残りますが、乾燥させることでふすま紙がピンと張って綺麗に仕上げることができます。
また、ふすま紙を大きめに切ってはみ出している部分はカッターを使って切りましょう。

⑦ふすまに枠や引き手を取り付ける
外しておいた枠や引き手を取り付けていきます。
引き手は触れる機会が多いため、これを機に新しい引き手に交換しておくことをおすすめします。
以上で、ふすまの張り替えは完了します。
多少手間や時間がかかりますが、自分で修繕することも十分可能です。

ふすまの種類

ふすまの種類は大きく3つに分けられ、種類によって張り替える方法が異なったり、張り替えが難しかったりします。

本ふすま
もっとも主流のふすまで、軽量かつ通気性が良く、ソリやねじれにも強いのが特徴です。
初心者でも比較的簡易に張り替え作業をおこなうことができます。

戸ふすま
主に和室と洋室を区切るために使用されます。
和室側にふすま紙を張り、洋室側には壁紙を張り部屋を仕切ることができます。

発泡スチロールふすま・段ボールふすま
発泡スチロールや段ボールを芯材に使用していますが、低コストであり量産できるといった特徴があります。
最近ではアパートや住宅でも使用されています。
ただし、軽量である反面、耐久性が低く張り替え作業はできないため、取り替える必要があります。

自分でふすまの張り替えをおこなう際の費用

自分で張り替えをおこなう際は、1枚1,000~3,000円程度です。
ただし、ふすまのサイズや紙の種類などによっても費用は異なってきます。

まとめ

賃貸管理で必要なふすまの張り替え方法や費用についてご紹介してきました。
ふすまの張り替え作業は、自分でおこなう際は費用は抑えられますが手間と労力が必要になってきます。
賃貸物件でのふすまの交換はケースバイケースで借主と貸主のどちらかが費用を負担することになります。
トラブルに発展しないように、賃貸借契約書にしっかり記載しておくことも大事です。

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