賃貸管理

賃貸物件のオフィスのOAフロアとは?確認するポイントやメリットをご紹介

賃貸物件のオフィスのOAフロアとは?確認するポイントやメリットをご紹介

今のオフィスが手狭になり、新しいオフィスを探すという機会もあるでしょう。
賃貸物件のオフィスを探しているとOAフロアという文字を見かけることもあるのではないでしょうか。
この記事ではOAフロアについてのご説明と、OAフロアで確認しておくポイントをご紹介します。

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賃貸物件のオフィスのOAフロアとは?目的と使用方法

賃貸物件のオフィスのOAフロアとは?目的と使用方法

OAフロアとは床下に空間があり、床下に収納ができるフロアのことをいいます。
その収納空間にパソコンなどのOA機器やLANケーブル、電気などの配線を入れることができます。
床が二重になっており配線などを隠すことができるため、すっきり綺麗に機能的に見えます。
また、配線を床下から出す場合は、決まった場所から出すフロアダクトか、場所を自由に選べるフリーアクセスフロアの2種類から選択可能です。
最近ではフリーアクセスフロアが人気となり多くなっています。
部屋のレイアウトが自由にできるため、配線でつまずいて転んでケガすることを防げますし、パソコン内のデータが飛ぶかもしれないトラブルへの防止対策になります。
また配線が表面に最小限しか出ていないため、掃除もしやすくなります。
そのため、オフィス内の清潔さを維持することもできます。
デザイン性を求める会社、デスクなどの配置をよく変更する会社、多くの方が出入りする会社におすすめです。
特に、パソコンを多く扱っている所や配線の数が多いというところは、備品を守る目的で使用するとより効果を発揮するでしょう。

賃貸物件のオフィスで気を付けたいOAフロアの確認ポイント

賃貸物件のオフィスで気を付けたいOAフロアの確認ポイント

OAフロアには置いて敷くタイプ(置き敷きタイプ)か、高さの調整が可能なタイプ(レベル調整タイプ)の2種類があります。
収容人数をもとに必要な配線容量を算出して、配線容量が収まる脚の高さを選びましょう。
人数が20人以内は高さ40mm、20~50人の場合は高さ50mmが目安です。
50人以上の場合は、高さが50mm以上のレベル調整タイプをおすすめします。
賃貸物件では、配線図を確認するようにしましょう。

置き敷きタイプ

置き敷きタイプは一番下の床にクッションシートが広がっているので、その上に脚つきのOAフロアパネルを敷き詰めていくタイプです。
最後は上にタイルカーペットやフロアマットを敷いたら完成です。
大きさはだいたい250mm~500mm角で、高さ40~100mmのものが多くなっています。
置き敷きタイプは樹脂製が多く軽量であるのが特徴です。
中の配線を変更したいときでも、軽量のため女性でも簡単に取り外すことが可能です。
しかし、敷かれているのが樹脂タイプのものは耐荷重に制限があります。
重たいものを載せる必要があるところには不向きになるため、あらかじめ耐荷重は確認しましょう。
耐荷重は樹脂製が2000~3000N、コンクリート製が3000~5000Nです。
また高さも固定のため、入れる配線が太い場合は通らない可能性もあります。
人数が増えて、フロア下に通す配線が増えてくると段々床下への収納は難しくなるでしょう。
さらに部品1つひとつに大小の溝や穴があるため、上に敷くフロアマットやカーペットによっては、歩き心地が悪くなる、カーペットに跡がつく可能性があります。

レベル調整タイプ

レベル調整タイプはフロアになる板と、支える脚が分離しているタイプです。
高さの変更が可能で、太い配線やパイプなど使用したいときにおすすめします。
脚を低くすれば空間が広く見え、脚を高くすれば多くの配線などを通すことが可能です。
素材は金属製が多く、耐荷重と耐火性に優れているのが特徴です。
メーカーによってはパネル内に、硬質モルタルを充填されたタイプが販売されており、防音効果があります。
断熱と防音効果も高いOAフロア材といえるでしょう。
耐荷重は3000~5000Nです。
調整式支柱の上にきちんとパネルを乗せることができるため、歩く際にぐらつきはなく、安定性があります。
金属製パネルのため重さがあります。
重さはメーカーによって異なりますが、だいたいが1枚5kg以上あるため、女性一人での作業は難しい恐れがあります。

OAフロアで確認したほうが良いポイント

配線容量が不足する心配がないか確認してください。
利用する人数を把握することで、置き敷きタイプかレベル調整タイプか選択しましょう。
賃貸物件の場合耐荷重の確認も必要です。
置き敷きタイプとレベル調整タイプでは耐荷重が変わってきます。
引っ越しをおこなう上で、もっていく設備の重さなど確認をおこないましょう。
物件によっては耐荷重性能が不足になり、破損や事故になる可能性があります。
また、オフィスとして歩き心地は大事なポイントです。
歩き心地に問題がないか確認してください。
見た目では平らに見えても傾斜や凹凸がある場合、転倒する危険性があります。
歩きにくい、不安定な場所がある場合は、賃貸物件の劣化かもしれません。
レベル調整タイプであれば、脚の高さを調整すると歩きへの支障がなくなることもあります。
置敷タイプの場合は、樹脂事態に損傷があると大規模な改修工事が必要な場合もあります。
樹脂製のものは、コンクリート製や金属製に比べると、歩き心地は劣るでしょう。
快適な歩き心地を求める場合は、予算と相談して賃貸物件に敷き直すか、別の物件を探したほうが良いかもしれません。
歩いてみてこれぐらいなら大丈夫、という判断はしないようにしましょう。

賃貸物件のオフィスのOAフロアのメリットとデメリット

賃貸物件のオフィスのOAフロアのメリットとデメリット

賃貸物件をOAフロアにすると、メリットとデメリットがあります。
オフィスに合った物件選びが大切ですので、メリットとデメリットを理解してから選びましょう。

OAフロアのメリット

配線が表にないため、つまずくリスクが減り、安心で安全なオフィスになるでしょう。
また見た目はデスクとパソコンだけになり、見た目がすっきり見えるでしょう。
さらに配線が表にあると、掃除がしにくく埃が溜まりやすい状態です。
掃除の邪魔をする配線がないことから、掃除がしやすくなります。
また、配線が表にないことで、レイアウトの自由度が高くなります。
配線があると、物が置けなく邪魔になる場合もあります。
全体が綺麗になる最大のメリットでしょう。

OAフロアのデメリット

太い配線や、人数の多い場所だと床下の脚がどうしても高くなります。
フロアが高くなってくると、天井の距離が短くなることで圧迫感が感じるでしょう。
耐荷重量制限がある場合もあり、設備をすべて入れることができない可能性があります。
サーバー、データセンターを作る場合は、設備1つで1tを超えます。
重さに耐えるようにするには、ヘビーデューティーゾーンエリアを作る必要があります。
金庫や業務用印刷機も重たいため、ヘビーデューティーゾーンエリアを作り置くか、部分的に何かしらの工夫が必要です。
ヘビーデューティーゾーンエリアとは、サーバー室やデータセンターなど重たい設備を置くために、床の一部分を床上からの重みに耐えるよう補強したエリアのことです。
そのため専用ルームとして使用される方が多いと思いますが、自分に合ったフロアの使い方をすることが欠かせません。

まとめ

賃貸物件でオフィスを選ぶ際は、OAフロアの方がメリットは多くあります。
フロアのタイプのどちらがいいか、目的や特徴を理解して検討することをおすすめします。
立地やビルのポイント、予算が物件選びの基準となる場合が多いですが、最終的にタイプやレイアウトなどが重要になるでしょう。

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