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住み替えの不動産は売れない?事前にできるリスク回避策と対処法をご紹介

住み替えの不動産は売れない?事前にできるリスク回避策と対処法をご紹介

 

マイホームの住み替えを検討している方のなかには、手放したい不動産が売れないとの情報に接し、理由を知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、住み替えで不動産が売れない理由や、リスクを事前に回避する方法、対処法についてご紹介します。

住み替えで手放したい不動産が売れない理由

住み替えで手放したい不動産が売れない理由

住み替え先を確保しても今までの住まいを売却できないときは、維持費がかかるうえ、精神的にもつらくなりがちです。
計画どおりに売却できない理由を知っておくと、リスク回避に役立ちます。

売れない理由は販売価格の設定?

住み替え先の物件価格や、手放す家の住宅ローンの返済額から設定した販売価格は、周辺地域の相場とかけ離れた金額になりがちです。
家の間取りや築年数によって不動産の販売価格には相場があり、この価格を参考に取引をおこないます。
購入を希望する方が情報を集めるときも、これらの条件に上限価格を設定して検索することが多く、物件価格が高すぎると検索対象になりません。
そこで、販売価格を決定する前に、築年数や間取りなどの条件が似ている物件の価格を調べておくことが大切です。
短期間で取引を成立するためにも、周辺地域の相場を意識した販売価格にします。

内見予約が少ない!予約はあるが成約に至らない理由は?

内見の予約が少ないときは、販売価格が高いなど、検索条件に合致しないことが主な理由です。
このほか、物件を掲載したサイトで、魅力を伝えきれていないこともあります。
掲載する画像は、室内を片付けてから晴れた日に撮影するなど、明るい印象を与えることがポイントです。
内見予約があっても契約に至らないときは、購入したい方の目線を意識していない可能性があります。
室内の汚れやニオイ、サイトに掲載してある画像と大幅に異なるなどのイメージ違いに対しては、多くの方が厳しい反応を示しがちです。
大切に使ってきた愛着のある家をアピールするよう心掛けましょう。

不動産を手放すタイミングも売れない理由?

家の購入を希望する方の多くは、3月頃の年度替わりに集中します。
そのほかの季節は、不動産の購入を希望する方は少なく、自分の都合で売り出しても売れません。
しかし、3月に売り出しても、すでに購入する物件が決まっている方も多く、タイミング的に遅いです。
そこで、1月中旬頃から販売を開始できるように取り掛かると、物件探しをしている方の目に留まりやすくなります。
転勤など、売り出すタイミングを選べないとき以外は、不動産の売買契約が多く成立するタイミングを目指した売却計画を策定しましょう。

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住み替えで不動産が売れない!リスクを事前に回避する方法

住み替えで不動産が売れない!リスクを事前に回避する方法

不動産売買は取引金額が大きいことから、失敗を避けることが大切です。
事前に把握したリスク回避策を実行すると、住み替えで不動産が売れない悩みを減らせます。

必ず売れる!リスク回避に役立つ買取保証サービスとは?

買取保証サービスは、売り出してから一定期間を経過しても売買契約が成立しなかったときは、仲介を依頼した不動産会社が買い取る契約です。
事前に契約を締結しておくことで、売れない不安を解消して安心して販売活動に取り組めます。
注意したいのは、買取保証サービスを利用すると、通常の取引価格よりも安くなることです。
契約前に販売予定価格と買取価格を比較して、住み替えの資金計画が履行できるかを確認します。
また、すべての不動産会社が買取保証サービスに対応しているとは限りません。
住み替え前の家の査定は、買取保証サービスを実施している不動産会社にするなど、当初の段階からサービスの利用を想定しておくことがポイントです。
売れないリスクを回避することも大切ですが、資金計画が頓挫しないことを確かめたうえで利用しましょう。

売り先行はリスク回避策になる?

不動産の買い替えでは、住み替え先を確保してから売却する「買い先行」と売却を優先する「売り先行」の2つの方法があります。
買い先行は、ほしい物件を買い逃さない点がメリットですが、今の家が売れないときは維持費がかかる点がデメリットです。
そこで、次の住まいを見つけていないときや売り急ぐ理由がない方は、売ったお金で次の住まいを購入する売り先行が安心できます。
ただし、すでにほしい物件が決まっている方や転勤などで物件を手放したいタイミングが決まっている方には適さないリスク回避策です。

住宅ローンの残債の返済プランはリスク回避策に影響する?

手放す予定の不動産が住宅ローンを返済中の場合は、完済することが売却の条件になります。
そこで、住み替えプランを策定する前に残債を確認し、売却したお金で返済できるかを確認することが大切です。
返済できなかった場合は、基本的に住み替えはできません。
手持ちの資金で対応できる、または売却したお金で完成できるときは、有効なリスク回避策として利用した売却プランが実行可能です。

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住み替え後の不動産が売れない!実践しやすい対処法

住み替え後の不動産が売れない!実践しやすい対処法

事前にリスク回避策をおこなっていても、売れないことは珍しいことではありません。
そこで、実践しやすい対処法を把握しておくと、悩みの解消につながり、前向きに売却活動に取り組めます。

販売価格の見直しは実践しやすい対処法

不動産会社と相談するのが前提条件ですが、販売を開始してから一定期間を経過しても内見予約が少ないときは、販売価格の見直しは定番の対処法です。
ほとんどの不動産は、価格交渉を見越して希望価格よりも高めの設定にしています。
しかし、地域の相場と遜色ない価格設定をしているにもかかわらず内見予約が少ない場合は、価格を見直すタイミングです。
また、内見した方の反応が芳しくないときも、価格を見直しましょう。
買取保証サービスを利用している方も、買取価格より安くならないくらいの金額までは許容範囲です。
販売活動の長期化を避けるためにも、価格を見直します。

内見した方が複数あっても反応がないときの対処法

複数の方が物件を内見したにもかかわらず、契約に至らないときは、内見対応への対処法が必要です。
良い所ばかりを見せようとすると、見せたくない場所を隠していると勘ぐる方もいるうえ、サイトに掲載していない部屋を確認したい方もいます。
そこで、自分が購入する立場になって、どのような内見対応をしてほしいかを考えることが大切です。
何をすべきかわからないときは、内見に訪れた方を対象にしたアンケートを見せてもらうのも対処法を考えるときに役立ちます。
何が不満だったのかを把握して、改善できる部分からすぐに実践しましょう。

内見予約を増やす!家の魅力をアピールする方法は?

内見予約が伸び悩むときは、魅力の発信方法への対処法が有効です。
サイトの掲載内容に変化がないと、売る気がないと感じる方も多くあるため、画像の差し替えをおこないます。
その際、思い切ってホームステージングの利用も検討しましょう。
ホームステージングとは、住宅のモデルルームのように物件を演出する手法です。
住み続けている物件の場合も、1日だけ家具を移動して撮影することもできます。
ご自身でもでき、不動産会社に依頼して専門スタッフを派遣してもらうことも可能です。
売れないと悩むより、対処法を実践して購入希望者の心をつかみましょう。

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まとめ

住み替えで手放したい不動産が売れないときは、販売価格の設定や売り出すタイミングが良くないことが要因です。
買取保証サービスを利用する他、売り先行でおこなうと、リスク回避に役立ちます。
販売を開始したあとは、販売価格や内見対応の見直しにくわえ、ホームステージングを利用するなどの対処法が有効です。

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