任意売却

築1~3年高稼働の収益物件なのに返済ができない理由

「築1~3年高稼働の収益物件なのに返済ができない理由」

 

ウィズ・コネクション代表の大畑です。

 

本日ご相談頂いた案件ですが、まだ築1~3年で都内の一等地にある収益物件で、現在満室稼働しております。

場所は、渋谷区・港区・中野区・目黒区・・・など、私が見ても羨ましいエリアばかりです。

それにもかかわらず、購入時に借り入れた融資の返済ができないので、売却して欲しいとのこと。現状、ローンの滞納はありません。

 

なぜそんな事態に陥ってしまったのか?

 

 

このブログで何度も書いている「不正融資」が原因でした。

 

この方は、都内の一等地を中心に10棟ほど、某都市銀行・地方銀行で借入を行っているのですが、自己資金を入れたくない為に、不動産業者や税理士と結託して、売買契約書とレントロール(賃貸状況一覧)を偽装していたようです。今回その一連の流れが銀行にバレてしまい、本来の売買価格相当分との開き相当分について、一括で返済を求められているとのこと。

 

その額は

何と約1億5,000万円!

 

さすがに手元資金ではカバーできない為、手持ちの収益物件ではなく、都内某所にある高級自宅マンションをまずは売却することになりました。

うまく行けば、それで金融機関への返済はカバーできそうです。

 

ただ結局返済できたとしても、銀行の信用は完全に失い、ブラックリストに載ることは間違いなさそうです。

目先の資金をケチった為に足元をすくわれてしまったケースですね。

 

この方は、既に10棟以上収益物件を保有していますから、目先の生活には困ることはないですが、今後銀行から借入をすることは厳しいでしょう。

 

不正融資の影響を受け、各銀行の審査は非常に厳しく、収益物件を購入する際は、必ず自己資金を20~30%求められます。

それを出せる人だけが収益物件を保有することができる時代です。ハードルが高いですね・・・。

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