「不正融資を繰り返した不動産業者の末路」
前回ブログに引続き、不正融資について書きたいと思います。
メディアでも多く取り上げられた、某ベンチャー系アパート開発業者の栄枯盛衰物語についてです。
その業者は、ヤフーニュースでも取り上げられ、都心の一等地を中心に、斬新なデザインを売りにしていました。
その会社の営業担当者と私は仲が良かったのですが、担当者曰く、
「うちは銀行とのパイプが強固で、購入されるお客様も高属性なので、不正融資などしなくても物件金額の全額が融資で出るんだ!」と言っておりました。
私は内心、
「そんな高属性の人は、アパートではなく、もっと大きな収益ビルやマンションを買うんじゃないの?本当かいな?」と思っていましたが、案の定です。
先日、不正融資をスルガ銀行のみならず、大手都市銀行や地方銀行でも行っていたということが発覚しました。
結局、その業者は、今後一切の銀行取引が停止になり、会社として仕入れ業務を行うことができず、もともと借りていた一等地の本社事務所も引き払うことになってしまいました。
営業担当者も、ほとんどが退職してしまったそうです。悪いことをして稼いだお金と信用は、一瞬にして失うものなんですね。
その業者が分譲したアパートを購入された方が、実際は高属性ではなかった可能性を考えると、この先ローンが支払えず、任意売却になる可能性もありますから、本当にこのような不動産業者は、同業として絶対に許せません。
収益物件を購入される多くの方が、悪徳不動産業者に騙されることのないよう、このブログが少しでも手助けになれば幸いです。
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